仕事に育児に頑張りすぎて、心がボロボロ。
家に帰ってもゆっくり休めないし、職場の同僚からの目も気になるわ。
1人で頑張らなきゃって思うけど、限界が近いのかもしれないね。
このままじゃ、本当にメンタル崩壊しちゃいそうで怖いかもしれません。
そこで、今回はワーママメンタル崩壊の5つの原因と予防策について紹介します!
ワーママをメンタル崩壊に追い込む5つの原因
ワーママがメンタル崩壊に陥る原因を知ることは、崩壊を未然に防ぐ第一歩です。
ここでは、ワーママのメンタルを蝕む代表的な5つの原因について解説します。
それぞれの原因を理解することで、あなたのメンタルに警鐘を鳴らすサインに気づきやすくなるでしょう。
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
育児と仕事の両立の難しさ
ワーママの最大の悩みの種は、育児と仕事の両立の難しさです。
仕事では常にパフォーマンスを求められる一方、子育ても手を抜けません。限られた時間の中で、どちらも全力投球しなければならないプレッシャーは計り知れません。
両立のジレンマに悩むあまり、次のような状況に陥りがちです。
- 仕事の悩みを家に持ち込む
- 子どもとゆっくり向き合えない
- 育児に集中できない
例えば、保育園のお迎え時間に間に合わず、仕事の電話をしながら子どもを迎えに行くシーンを想像してみてください。
子どもは構ってほしくて、ぐずり始めるかもしれません。保育士さんは心配そうに見守っているでしょう。
電話の相手は早く用件を済ませたいと思っているに違いありません。
その状況で、あなたはイライラが募るばかりで、誰かにきつい言葉を投げつけてしまうかもしれません。
帰宅後も、後悔の念にさいなまれ、涙が止まらなくなるかもしれません。
このように、仕事と育児のどちらも手を抜けない状況が長く続くと、強いストレスを感じ、メンタルのバランスを崩しやすくなります。
両立は簡単ではありませんが、後述する工夫次第で、難しさは和らげられます。一人で抱え込まず、周りにも協力を求めていきましょう。
周囲からのプレッシャー
ワーママへのプレッシャーは、家庭だけでなく職場からも多くかかります。
職場では、子育て中の社員への理解が乏しく、制度が整っていない環境も少なくありません。子どもの急な発熱で休んだ際、上司から「迷惑だ」と言われるのを恐れる方も多いでしょう。
一方、家庭では配偶者や親族から、以下のようなプレッシャーを感じているかもしれません。
- 仕事を辞めて育児に専念しろ
- ワンオペ育児を強いられる
- 家のことは女性がすべきという古い価値観
SNSで、理想的なワーママの姿ばかり目にすることで、「自分はダメなお母さんなのでは」と落ち込むこともあるでしょう。
完璧を求められ、頑張りを認めてもらえない環境で、自己肯定感は徐々に低下します。
「仕事も子育ても中途半端」「周りの期待に応えられない」と思い詰めるようになると、不安やストレスから、気持ちのコントロールがつかなくなってしまうのです。
そうした周囲の目を気にするあまり、育児や家事は手を抜けないと思い込み、休む間もなく働き詰めになるのは本末転倒です。
あなたらしい育児や働き方を模索し、周りに歩み寄ってもらうことも大切だと意識しましょう。
完璧を目指さず、今の自分にできることを工夫していけば良いのです。周りからのプレッシャーに、惑わされすぎないことが肝心ですよ。
自分の時間が持てない
ワーママは、「1日の大半を育児と仕事で費やす」のが当たり前の生活です。
平日は仕事に追われ、休日は子どもと過ごすので、ゆっくり自分の時間を持つ余裕がない状況に陥りがちです。趣味や友人との交流など、息抜きする時間もなかなか取れません。
自分の時間が持てないストレスは、以下のような弊害を招きます。
- 心身のリフレッシュができない
- 子育てに余裕がなくなる
- 夫婦の会話が減る
特に、夫婦の時間が減少すると、お互いの理解が深まらず、協力体制が崩れる危険性もあります。
子育てに追われるあまり、髪を切りに行く時間も惜しんで、おしゃれを楽しむ機会も減っているのではないでしょうか。
ママ友とゆっくりランチに行って、育児の悩みを共有する機会も失われているかもしれません。
読書や映画鑑賞など、昔は好きだった趣味にも触れる暇がないと、自分を見失ってしまいそうな気持ちになりますよね。
心身のメンテナンスは後回しにせず、育児や仕事と同様に大切にするべきです。
自分の声に耳を澄まし、リラックスできる時間を意識的に設けること。それが、充実した毎日を送り、心の安定を保つ秘訣と言えるでしょう。
家族の協力を得て、「ママの自由時間」を定期的に設けるのも良い方法ですよ。自分を大切にできるワーママは、きっと素敵なお母さんに違いありません。
家事の負担の大きさ
ワーママは、家事の負担も非常に大きいのが特徴です。
共働きでも、家事のほとんどを女性が担っているのが日本の現状です。仕事から帰宅しても、夕飯の支度や洗濯物の後片付けが待っています。
休日は掃除や買い物に追われ、なかなか一息つけません。こうした家事の負担過多から、次のような悪循環に陥りがちです。
- 慢性的な睡眠不足に陥る
- 疲れがたまり、イライラしやすくなる
- 家族関係がギクシャクする
例えば、食事の用意に追われて子どもの寝かしつけが雑になったり、洗濯物をためて部屋が散らかり、さらにストレスがたまる…といった状況は、よくあるパターンかもしれません。
特に育児中は、子どもの成長とともに家事の量や範囲も広がります。
オムツ替えや授乳だけでなく、離乳食作り、幼児食の工夫、頻繁な着替えや寝具の洗濯…。気づけば、家事に振り回され、ワーママは疲弊してしまうのです。
家事の効率化と分担を進めない限り、心身への負担は減りません。
配偶者にも積極的に協力を求め、一緒に家事をこなす工夫が求められます。
食事作りや掃除を家族で分担したり、家事代行サービスを利用するのもおすすめです。少しずつ家事の負担を減らし、心にゆとりを持つことが大切ですよ。
経済的な不安や悩み
ワーママの心を蝕むもう一つの原因は、経済面の不安や悩みです。
育児にはお金がかかります。出産費用はもちろん、保育料、食費、教育費など、子育てにまつわる出費は尽きないのが実情です。共働きとはいえ、ワーママの収入はパートが多く、将来への不安は小さくありません。
特に深刻なのは、以下のような金銭的な問題です。
- 貯蓄ができない
- 老後資金が心もとない
- 子どもの教育費の工面に不安
また、ワーママ自身がキャリアアップを目指しにくい環境であることも、将来への漠然とした不安につながります。
子どもの急な発熱で仕事を休んだり、行事への参加で早退することで、肩身の狭い思いをするシーンは多いのではないでしょうか。
職場の理解が乏しければ、昇進や昇格のチャンスも限られてきます。
働き方の選択肢が狭まれば、収入面でのデメリットは大きく、ワーママ自身のキャリアプランも描きづらくなるでしょう。
家計を助けるために必死に働いても、肝心の子どもとの時間は削られ、理想とのギャップにさいなまれてしまいます。
経済面の不安を解消するには、支出の見直しと計画的な貯蓄、保障の充実が欠かせません。
まずは家計簿をつけるところから始めてみましょう。固定費や教育費の積立など、計画的にお金と向き合うことで、不安は和らぐはずです。ファイナンシャルプランナーに相談するのも良い方法ですよ。
育児ストレスを和らげる3つの工夫
それでは、ワーママが抱える育児ストレスを軽減する方法を見ていきましょう。
ここでは、育児ストレス軽減のための3つの具体策を紹介します。
完璧を目指さず、できることから少しずつ実践してみましょう。
焦らず、息の長い子育てを心がけることが肝要です。
子どもと一緒に楽しむ時間をつくる
忙しい毎日だからこそ、子どもとの時間を大切にしたいものです。
ワーママは、子どもと向き合う時間が少ない傾向にあるため、「育児が楽しめない」「愛情が持てない」と悩む方が多いのが特徴です。でも、一緒に過ごす時間は長さより密度が大切。
短時間でも、子どもと心を通わせる工夫をしてみましょう。
- スキンシップを多くとる
- 子どもの興味関心に寄り添う
- 思いっきり体を動かして遊ぶ
例えば、帰宅後の10分間、子どもをひざに乗せて絵本を読んだり、休日は公園で一緒にボール遊びをするなど、子どもが喜ぶことに全力で付き合ってあげましょう。
たかが10分、されど10分。わが子の笑顔に癒され、ふれあう心地よさを感じれば、疲れも吹き飛ぶはずです。
「今日は○○して遊んだ」「あの時の笑顔が眩しかった」など、一緒に過ごした時間を振り返って余韻に浸るのもおすすめ。子育ての喜びを実感でき、明日への活力になることでしょう。
無理のない範囲で、日々の育児に「楽しむ」視点を取り入れることが、ストレス軽減の近道と言えます。
子どもはあっという間に大きくなります。今しかない成長の瞬間を逃さず、思い出を一緒につくっていきたいですね。子育ての醍醐味を感じられる瞬間を大切にしましょう。
育児の役割分担を見直す
ワンオペ育児にも限界があります。育児ストレス軽減には、周囲の協力が不可欠です。
特に配偶者の存在は頼もしい味方のはずです。2人で子育てをするのは当たり前。「育児は女性の仕事」という古い価値観は捨て去りましょう。
配偶者に育児参加を促すには、以下のような工夫が有効です。
- できることから依頼する
- 子どもとの時間を持ってもらう
- 育児の喜びを共有する
「おむつ交換」「お風呂に入れる」「寝かしつける」など、具体的に頼みやすいことから任せてみると良いでしょう。
手際が悪くても、育児は練習です。温かく見守り、子どもとの時間を楽しんでもらうことが何より大切。
「今日はパパとお出かけしたんだって」「あやし方がうまくなったね」など、父親の育児参加をほめて認めることで、協力体制が強化されていきます。
2人で育児の喜怒哀楽を共有できれば、助け合える喜びを実感できるはず。夫婦の絆も深まり、お互いを労わり合える関係性が築けるでしょう。
まずは2人で話し合い、できることから始めてみることが肝心です。
夫婦で育児をシェアすることは、新しい家族のかたちを築くことでもあります。助け合える存在として、お互いの成長を喜び合える関係づくりを目指したいものですね。
頼れる存在をみつける
ワーママの強い味方は、配偶者だけではありません。
実家の親や頼れるママ友、育児経験者など、「話を聞いてくれる人」「協力してくれる人」の存在は心強いものです。1人で悩みを抱え込まず、SOS を出せる相手を確保しておくことが大切。
身近な存在として、以下のような人に協力を求めるのもおすすめです。
- 両親や兄弟
- ママ友や先輩ママ
- ベビーシッターなどの外部サービス
「上の子を一時預かってほしい」「園のお迎えを代わってほしい」など、具体的にお願いできることは、躊躇なく頼ることをおすすめします。
ママ友とランチをしたり、育児の悩みを聞いてもらうだけでも、気持ちは軽くなるもの。先輩ママの体験談は、目からウロコの良いアドバイスになることも多いはずです。
共感してくれる人がいるだけで、「1人じゃない」「頑張ろう」という気持ちになれることでしょう。オンラインのママコミュニティに参加するのも良い方法です。
心身ともに限界を感じたら、ベビーシッターなどの外部サービスを利用して、休息を取ることも時には必要です。
1人で抱え込まず、頼れる存在を確保し、うまく活用することが、ストレスフリーの育児への一歩となるはずです。
完璧な育児なんてありません。支え合える仲間がいるからこそ、子育ては楽しいもの。時には助けを求めることも、良いお母さんの証だと思います。無理せず、楽しみながら子育てを続けていきましょう。
仕事の悩みを解消する3つの方法
最後に、ワーママの仕事面のストレス軽減法を見ていきましょう。
キャリアと育児の両立は容易ではありません。ここでは、ワーママの仕事の悩みを解消する3つの方法をご紹介します。
仕事と育児の天秤をうまく保つことは、なかなか難しい課題です。
でも、働き方を見直し、周囲の協力を得ながら、少しずつ理想のバランスを目指すことが大切だと思います。
上司や同僚に相談する
ワーママの仕事における悩みの多くは、職場の理解不足から生まれがち。
子育て中の社員への配慮に欠ける職場環境では、フォローの行き届かない業務体制やハードな残業があたりまえになりがちです。実際、ワーママの約7割が「仕事と育児の両立に悩んだことがある」と回答しています。
こうした状況を改善するには、以下のような働きかけが重要です。
- 上司に仕事と育児の現状を率直に相談する
- 同僚にサポートを依頼する
- 職場の両立支援制度を把握し、利用を検討する
まずは、上司に「保育園の送り迎えで定時退社したい」「子どもの急な病気で休暇が欲しい」など、具体的な状況とお願いを率直に伝えてみましょう。
決して甘えではありません。働くママを支援することが、企業の人材活用の観点から見ても重要だと理解を求めていくことが肝心です。
日頃から同僚とのコミュニケーションを大切にし、「もし急に休んだ時は代わりに進めてほしい」など、具体的に依頼しておくのも良いでしょう。
職場にワーママ向けの支援制度がある場合は、積極的に利用を検討することをおすすめします。
仕事も子育ても手を抜かずに全力投球する必要はありません。キャリアプランも見据えながら、ライフステージに合った働き方を模索していくことが大切だと思います。
ワーママが活躍できる職場環境づくりは、企業の成長にも欠かせません。一人で悩まず、上司や同僚とよく話し合いながら、協力体制を築いていってくださいね。
優先順位をつけて仕事を整理する
ワーママが心掛けたいのが、仕事の優先順位をハッキリさせること。
限られた時間の中で、全ての業務を完璧にこなすのは至難の業。「今やるべきこと」を見極め、メリハリをつけて取り組むのが賢明です。仕事の整理术として、以下のようなコツが挙げられます。
- 重要度と緊急度で仕事を仕分ける
- To Do リストで仕事を可視化する
- 先延ばしにできる仕事は後回しにする
「納期が迫っている」「責任者になっている」案件から順に処理するなど、緊急性と重要度の高い仕事から着手するのが基本の心得。
To Do リストなどで業務の優先順位を明確にしておくと、仕事に集中しやすくなります。その日のタスクが一目でわかるようにしておくことが、効率アップの秘訣と言えるでしょう。
定型業務で、期限に余裕があるものは、スケジュールを調整して後回しにしてもOK。メインの仕事の合間に、隙間時間を見つけて処理するのも一案です。
仕事を「選択と集中」で捌くことで、自身の働き方をコントロールしやすくなるはず。
仕事に必要な集中力を発揮して、プライベートな時間も大切にする。メリハリのある働き方こそが、仕事と育児の好循環を生むと言えそうです。
仕事の「捨て方」も身につけることが大切ですね。やらないことを決め、やるべきことに全力を尽くすのがコツ。ムダな残業を減らし、オン・オフの切り替えを意識した働き方を心がけましょう。
勤務時間内で仕事を終わらせる
ワーママにとって、計画的な時間管理は極めて重要。
「保育園のお迎え時間に間に合わない…」といった状況を避けるには、勤務時間内に仕事を終わらせる意識が欠かせません。そのためには、タイムマネジメント力が問われます。
仕事の生産性を高めるには、以下のような工夫が役立ちます。
- 業務の見える化を図り、ムダな作業を削減する
- 勤務時間の使い方を意識し、集中して作業する
- 職場の同僚とコミュニケーションを図り、協力を仰ぐ
自分の業務を可視化し、ムダな会議や資料作成は思い切ってカット。メールのチェックも1日数回に絞るなど、集中すべきことに時間を使う意識を持つことが肝心です。
在宅勤務などを活用し、通勤時間を削減するのも賢明な方法。自身に合った働き方を職場に提案し、柔軟な勤務体系の実現を目指すのも一案でしょう。
日頃から、報連相を怠らず、同僚とよくコミュニケーションを取ることも重要。気兼ねなく仕事の協力を求められる、風通しの良い人間関係を築いておきたいものです。
定時で仕事を切り上げ、大切な家族との時間を心ゆくまで楽しむ。ワーママこそ、メリハリのある充実した毎日を送る価値があります。
最初のうちは難しく感じるかもしれませんが、諦めずに働き方の工夫を重ねることが何より大切だと思います。
理想の働き方は、一朝一夕には実現できません。今日からできることを一つずつ実践し、自分に合ったスタイルを見つけていきましょう。仕事も子育ても、楽しみながら向き合える日々を目指して。
まとめ ワーママのメンタル崩壊を防ぐために大切なこと
今回は、ワーママがメンタル崩壊に陥る5つの原因と予防策について紹介しました。
ワーママは育児と仕事のバランスを取ることに悩み、周りからの期待に応えようと無理をしがちです。そのため自分の時間を確保できず、ストレスがたまってメンタル面に影響が出てしまうのです。
子育てに奮闘しているワーママの皆さん、私も同じ経験をしてきました。思い詰めすぎないことが大切ですね
ワーママの皆さんが心身ともに健康で、充実した毎日を送れるように、自分なりのストレス解消法を見つけてください。